テレビCMやネット広告、新聞の紙面の下の広告や新聞に入っているチラシなど私たちは毎日多くの広告に触れています。
資本主義社会ではいろいろなモノやサービスをいかに多くの人に知ってもらい、いいものであることを認識してもらい、物をたくさん買ってもらいたい。サービスを多く契約してもらいたい。
そのために多くの広告があります。広告に惑わされず本当に自分が必要なものを手に入れる方法を考えてみます。
世の中はものや広告であふれている
私たちは生活していれば必ず必要な物があります。毎日食べる食べ物、台所やお風呂トイレ、リビングなどで使用する日用雑貨、毎日着る洋服や下着靴下。定期的に壊れる家電。いなかであれば必要な自動車。
スーパーマーケットやドラッグストアに行けばたくさんのものであふれています。豊富にものがあって選択できる自由があることは本当に感謝すべきことです。
テレビをつければ一部の放送局を除き多くのCMが流れます。大企業であれば新商品、既存の商品のCMを多く放送することができます。
新商品のお菓子のCMを見て、スーパーに行ってたまたま見かけたら買ってみたくなります。台所の洗剤が必要で洗剤コーナーに行けばたくさんの商品がありますが、いつもテレビで見る商品が安くなっていれば、あまり迷わずに購入してしまいます。
大手企業の商品が山積みになって安ければ、買う確率は高くなります。だれも意識していなくても誘導されてします可能性は高いです。
消費者の利益より会社の利益
日本は資本主義なので、民間企業は原則利益を追求します。つまりたくさん商品を売ってたくさんの利益が欲しいと思って行動します。
世の中にはいい商品もたくさんありますが、そうでない商品もあります。本当はみんないい商品を買いたいと思っていますが、よい商品と悪い商品を見分けるのは難しいです。
必要なものであれば、買うこと優先で多くの人は、良いか悪いかをゆっくり吟味している時間はありません。
悪い商品でもよいイメージのCMを人気のタレントを使って流すと、無意識にテレビを見ている多くの消費者は良いものだと認識してしまいます。
SNSとテレビ番組のワナ。見たことがあるものは好感を持ってしまう
テレビ番組でも新製品の紹介や新しくできた店で高級なお菓子をレポーターが食べていると、自分も食べてみたくなる。その番組を見なければ知らなかったのに見てしまったばかりに気になったりする。
地方に住んでいれば、都会の目新しい店舗やそこで扱う斬新な商品を簡単に見に行くことはできません。でも近くにもあるコンビニの商品であればすぐにのぞきにいくことができる。
インスタを見ていると自分の住んでいる地域の情報、近くの店の情報が出てきたりする。
赤の他人の情報なのに全く知らない人が発信している情報なのに、インスタを見たばかりに私も食べてみたい、行ってみたいと思ってしまう。
情報はあった方がいい場合と不要な場合がある。情報に踊らされてしまうなら見ない方がいいのかもしれない。
安いものではなく自分の価値観で物を買う。本当に必要なら高くてもいい
食べても食べなくてもいいお菓子、飲んでも飲まなくてもいいビールやジュース。CMのイメージでつい買いたくなってしまいます。
自動車も車は趣味という人は別として、単なる移動手段であれば必要以上の装備は不要なはず、大きい車は燃費が悪いので小型車のほうが維持費は安いはず。安い中古車でも用はたりるが、ディラーのかっこいい車のCMを見てしまうと新車がいいなと思ってしまう。
人間は感情の動物だから、何でもコスパだけみて買うことは難しいかもしれない。
食べ物でも本当に質のいいものは高かったりする。でも安いだけではなく本当にいいものを見極めて買う方が安心安全だと思う。見極めることは難しいし、予算もあるので常にというのは難しいかもしれない。
高くても質がいいとは限らない、ブランド商品のワナ
ブランド商品が好きという人も多い。本当に高品質で高いものは手が出ない。でもノーブランドでもブランド品と同等に近いものもある。安くても安いわりに高品質なものは探すのが難しいから、高くてもブランド品は安心と思う人もいるが、ブランド名だけで実は高品質ではないものもあるから要注意である。
ポイントにつられて買う。いつもに比べて何ポイント増えるか計算してみよう
スーパーや小売店のポイント5倍デー、2点買ったら30%オフとかつられて買ってしまう。いつも行くスーパーが今日はやけに混んでいるなと思ったら5倍デーだったりする。
ポイントがたくさんついてお得な日に買わなくちゃと思っていくと余計な物を買ってしまったり、実際得なポイントを計算しても100円くらいしか変わらなかったりする。
ポイントうんぬんより、節約したかったら1点でも少なく買う方が結果的に節約になる。
買ったものに満足した。問題が解決できたらよしとしよう
そうはいっても、節約だけしてお金を使わないことがよいこと、というわけでもない。
毎月の予算内で買ったものに満足した。買うことにより困っていることが解決された!のであればよしとしよう。
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